孤独死・孤立死をなくすために区の制度の拡充が必要です

孤独死・孤立死をなくすために区の制度の拡充が必要です

老人福祉法(敬愛と生活保障など)に立って
一人暮らし高齢者などの全世帯実態調査を

「同時に死亡 12人相次ぐ 高齢2人暮らしに何が…」というショッキングなニュースが報じられました。原因は定かではありません。病死の可能性もあります。
孤独死、孤立死は、一人暮らし高齢者の場合が、大きな問題となってきました。今回は、高齢者のみ世帯のケースであり、より大きな話題となりました。
これまで荒川区でも高齢者の孤独死をなくすために、見守りステーション、見守りシステム、緊急通報システムなどの施策がつくられてきました。しかし、いずれも高齢者のみなさんからの申請が必要です。国勢調査で区内一人暮らし高齢者は、12,500余となっていますが、見守り登録されているのは、そのうち30%程度です。港区などで行っているようにすべての一人暮らし高齢者、高齢者のみ世帯の訪問調査をおこない、実態をつかみ、区の施策などに結びつける取り組みが必要です。
老人福祉法の「多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として…敬愛される…健全で安らかな生活を保障される」の理念、精神の立場の実現を求めます。

一人暮らし高齢者など荒川区の支援制度…
高齢者みまもりステーション 区は、住み慣れた街で暮らし続けられるよう、区内8カ所に「高齢者みまもりステーション」を設置して、必要な方に登録をして頂き、見守りと相談なども行っています。利用して下さい。

☆町屋高齢者みまもりステーション
町屋地区 電話5855-6407 ファックス3894-3562
午前9時から午後5時 月曜から金曜
町屋7-10-6 さくら館内

緊急通報システム
ひとり暮らしの高齢者等が、体調悪化など万一の時に専用のボタンを押すことにより、事業者の受信センターに通報し、連絡を受けた警備員が駆けつけ、必要なら119番通報します。しかし携帯電話ではなく、固定電話が必要です。
新たに固定電話を設置する費用の補助はありません。実際、一人ぐらし見守り登録は、5,000人ですが、緊急通報システム利用者は、約1,000人にとどまっています。ケイタイ活用方法を検討するか、電話回線を区が設置するなどの改善が必要です。