町屋2,3,4丁目の防災まちづくりは…豊島通り拡幅(不燃化特区)は36%の進捗率ですが

町屋2,3,4丁目の防災まちづくりは…豊島通り拡幅(不燃化特区)は36%の進捗率ですが

道路だけでなく、燃えない倒れない住宅改修は?
ふれあい館の建設や公園確保なども計画的に…

荒川区土地開発公社2017年度決算では、道路用地買収予算の執行が20%。その中には東京都と区で進めている不燃化特区事業(町屋234丁目もその区域…整備地域内の不燃領域を70%に引き上げなどを目標)もあります。町屋地区の4路線(左図A~D号線)を見るとA号線(豊島通り)は、昨年同時期28%でしたが今回36%、測量60%となっています。部分的に拡幅されたところが目につきます(写真)が、複雑な権利関係もあってきびしい状況です(左下表)。この事業は2020年まで3年間で今後の事業継続をどうするか検証が必要です。
同時に、道路を拡幅するだけでなく、「一人の犠牲者も出さない」ために、この地域全体の住宅の耐震・不燃化がどうしても必要です。そのための課題を考えてみました。
①住宅耐震化工事支援施策の抜本的拡充、建て替え住み替え用住宅の確保と生活再建(公的住宅の確保含め)
②公園などの確保とふれあい館など公共施設計画的な整備
③再生型のまちづくりを強力に推進(コミュニティーの維持)
④消火設備…深井戸の設置など
⑤5年毎の都調査だけでなく区独自に危険度の確認など行って具体的な対策に着手する時です。また生活道路の電柱地中化も検討すべきです。区政の最優先課題であるだけに思い切った対策が必要です。

※地図上の道路に付してある数字は、2017年度に荒川区土地開発公社が購入した道路用地