荒川区社会保障推進協議会が新コロナウィルス対策で暮らしと営業を守る要望書を荒川区に提出しました

荒川区社会保障推進協議会が新コロナウィルス対策で暮らしと営業を守る要望書を荒川区に提出しました

4月24日(金)、荒川区社会保障推進協議会は、新コロナウィルスによって苦境に陥っている区民の暮らしと営業を守るために、荒川区に緊急要望を申し入れました。参加団体は、ほくと医療生協荒川診療所、荒川生活と健康を守る会、東京土建一般労働組合荒川支部、年金者組合荒川支部、新日本婦人の会荒川支部と共産党区議団から横山が参加しました。また荒川生活と健康を守る会は、独自の要望書も提出しました。区は、小林総務担当部長が応対しました。

参加者からは、生活の大変さなど多くの切実な声が出されました。医療現場からは、PCR検査の区独自の実施や医療現場への支援を求める声を強く出されました。また建設現場ではスーパーゼネコンが現場をストップしている状況のなかで建設労働者が先行きへの強い不安なども出されました。区として区民の命とくらしを守りための取り組みを求め、小林担当部長も切実な区民の皆さんの声を寄せてほしいと述べ、寄せられた要望について対応を検討すると答えました。

要望書

新型コロナウイルスについての要望書

荒川区長 西川太一郎 殿

日頃区民のための区政にご尽力されている貴職に敬意を表します。
新型コロナウイルスに対する「緊急事態宣言」が出されたもとでも、東京女子医大東医療センターや区内保育園での感染も確認され、さらなる感染拡大と政府の補償なき自粛によって区民の命と生活が脅かされています。区内のクラスター感染は何としても食い止めなければなりません。そこでいくつかの要望を出させていただきます。
直接お会いしてお話しすることではありますが、このような時期ですので、要望事項に対して文書にてご回答いただけれるようお願い申し上げます。
要望項目
1、墨田区のようにPCR検査を荒川区独自で実施できるよう、また中野区のように区独自で発熱外来センターを設置できるよう荒川区医師会などと検討をお願いします。
2、PCR検査を電話対応で速やかに受けれるよう、保健所の機能充実を図って下さい。
3、医療関係者、介護関係者、保育。福祉施設関係者などのPCR検査を最優先ですすめるよう働きかけて下さい。
4、マスクや消毒液や防護服などを十分確保できるよう手立てをとって下さい。
5、営業停止や失業や自宅待機など収入減で生活が成り立たない区民が増えています。区として独自の救済措置を一日も早くとって下さい。
6、生活保護申請を広く区民に知らせ、手続きも簡略なやり方にし認定などを急いで行い、保護費支給を急ぐようにして下さい。
7、ネットカフェなどの閉鎖で住まいや仕事を失った人に、住まいや生活保護の援助を行って下さい。
8、納税や社会保険料の減免・猶予などを臨機応変に行って下さい。
2020年(令和2年)4月24日  荒川区社会保障推進協議会

荒川区長 西川太一郎 殿
2020年4月
荒川生活と健康を守る会

被保護世帯に対する特別定額給付金(10万円)の支給についての要望書

日頃のご尽力に敬意を表します。
新型コロナウィルスも対する「緊急事態宣言」がだされ、区内でも感染拡大と自粛要請のなか区民は経済的にも精神的にも苦しい生活と不安な日をおくっています。生活保護世帯。と生活保護を必要としている方達の要望を下記のとおりださせていただきます。
ご検討のうえ、文書でご回答いただきたく宜しくお願いします。

1、 新型ウィルスの影響で緊急に生活保護を必要とする者が増えています。必要な制度活用に繋げる迅速かつ丁寧な対応をすること。
2、 政府の実施する特別給付(10万円)について、自主申請などが困難な世帯に対して、その事情によりそい、担当職員による手続きの代理などを実施すること。
3、 被保護世帯でも給付が受けられることを周知徹底し、制度についての丁寧な説明をおこなうこと。
4、 いつ終息するかも見えない国をあげた緊急事態に住民のいのちと暮らしを守る福祉事務所は最重要部署です。職員の安全と安心を確実に確保し、職務に必要な人員を増員するなど、体制強化をおこなうこと。
以上