コロナ感染封じ込めに検査の拡大とワクチン接種への対応も課題…荒川区は75歳以上2回分は確保

コロナ感染封じ込めに検査の拡大とワクチン接種への対応も課題…荒川区は75歳以上2回分は確保

緊急事態宣言の中、荒川区でも感染拡大が止まりません。変異株の拡大が広がっているだけに感染の封じ込めに全力を上げるときです。同時に、ワクチン接種の動向に関心が集まっています。
ワクチンの配分は、東京都全体で5月10日と17日の週の配分で調整が行われ、荒川区には合計で51箱到着することになりました。これで75歳以上2回接種分は確保されました。
医療関係者への接種は?
区内医療機関では4月20日現在で接種が完了しているのは東京女子医大のみでした。他の医療機関の分もやっと医師会に届き、接種が始まっています。
区民へのワクチン接種について2月に「医療機関ごとの個別接種が出来ないか」医師会がアンケートを行っています。「個別接種を考えている」と45%が回答しています。しかしワクチンの保管や副反応への対応とともに、医療従事者の接種が遅れている中で、高齢者に接種を行うことへの疑問・不安の声が少なくないようです。政府や東京都の責任で、迅速な対応が求められます。
区は電話30回線用意…申し込み、予約はどうなる
予約の申し込みが殺到し、受け付けがパンクした自治体のことが報じられました。朝から何十回もかけているが電話が繋がらないと役所に人が殺到するなどの事態が起きたようです。
荒川区は、電話を30回線用意して対応する予定ですが、どうなっていくのか、心配です。
区内65才以上高齢者(5万人)のワクチン接種(2回)が完了するのは現在の体制で順調に推移したとしても7月までかかるかもしれません。
荒川区はMRT(日本最大級の医師・看護師人材紹介会社)に医師延べ3070人・看護師延べ8100人、荒川区医師会に医師延べ2360人を要請しています。全都全国で一斉に行われているだけに人材確保は、大丈夫でしょうか。
いずれにしても丁寧な周知と接種のための体制確保と支援が必要です。