広がるコミュニティバス「町屋さくら」存続の声…誰もが自由に移動できる魅力ある街へ

広がるコミュニティバス「町屋さくら」存続の声…誰もが自由に移動できる魅力ある街へ

移動の自由保障は区の大事な仕事、区は存続へ補助金投入の決断を
町屋さくらは運行10年
京成バスからコミバス『町屋さくら』の運営を3月31日で終了すると申出がありました。
町屋駅や通院・買い物に、ご高齢のご両親が来訪、子どもの塾通いと様々な方が利用しています。
廃止で区民生活にどんな影響が出るのか、利用実態を把握しないまま荒川区は廃止に同意してしまいました。
16区は赤字補てんで運行
台東区は、実地調査も行ってバス停から200mを目安にコミュニティバスの路線対象にしています。
区は、町屋さくらの赤字が年間2~3千万円としてます。しかし23区中18区でコミュニティバスを運行し、16区は赤字分を区が補填しています。
購入した車両・設置したバス停がムダになっていいのでしょうか。代替手段(乗合タクシーなど)の方が経費が高くなるのではなどの声もあります。
町屋地域から提出された町屋さくら「継続を求める陳情」は12月10日の本会議で残念ながら8対21で不採択になりました。
引き続き声をあげていきましょう
しかしあきらめずに、町屋さくら存続と移動の自由の保障を実現するため、署名運動をはじめとする取り組みをすすめていきます。

昨年12月22日、1300筆を超える「町屋さくら」の存続を求める署名を区に提出しました(左写真)。当日は、地域のみなさん、横山区議事務所、荒川生活と健康を守る会、新日本婦人の会、年金者組合などから参加しました。荒川区からは、松土防災都市づくり部長、松崎担当部長の二人が応対。
懇談では、「買い物も医者にも行けなくなる」「高齢者が多く、将来も無くなると不安」「生活に密着している」など切実な声が多く出されました。区側は、移動手段が必要という認識を示し、「福祉的」な対応を検討するなどと答えました。しかしあと3カ月余で無くなることについての対応策はありません。やはり、補助金を投入してでも「町屋さくら」存続とともに、区内全域の公共交通のあり方の検討と具体化が急がれます。みなさんのご意見をお寄せください。
引き続きみなさんのご協力をお願いします。