荒川区が「子ども・子育て支援計画」を見直し…保育の計画と実績が10%以上乖離

荒川区が「子ども・子育て支援計画」を見直し…保育の計画と実績が10%以上乖離

今後、認証・保育ママ入れても0、1、2歳で保育確保量不足
保育の確保とゆとりある保育環境整備が問われています

今年3月、2015年度から2019年度までの「子ども子育て支援計画」で計画と実績が10%以上乖離した項目の見直しがおこなわれました。
その結果、保育と学童クラブのほとんどが見直しとなりました。しかし見直しても0、1、2歳児については、今後2年間、保育が不足している状況のままの計画です(下表)。しかも保育の確保数については、認証保育園や保育ママを入れた数字になっています。結局多くの不承諾を前提にした計画です。
またこの間は、規制緩和で本来の保育定員以上を受け入れてきました。人間としての成長にとって最も大事な乳幼児期は、やり直しがきかないだけに保育の質の確保も改めて問われます。


マンション建設などを見こした対応を

同時に、地域別に見ると尾久地域と日暮里地域が計画上も今後深刻な事態が予測されています。さらに区内のマンション建設が多く予定されており各地域も予断を許しません。
そのため①基本的に認可保育園で今後の予測数を受け入れることを目標にした保育園整備を行う②その際、民間頼みだけでなく区直営での緊急対応も含めた対策を実施する③保育の質を定める区としての「ガイドライン」を策定するなど必要です。