2018年度荒川区の認可保育園不承諾277人、「今後も保育需要増加が予想される」(区)

2018年度荒川区の認可保育園不承諾277人、「今後も保育需要増加が予想される」(区)

4月新規入園の申込み・不承諾・待機児のまとめが報告されました(下表上)。
保育園新規開園(4園272定員一部6月受入)や入園申込みが84名減って、認可保育園入園不承諾者数は昨年より143名減少しました。しかし、認証保育園や保育ママなどを除けば192名が保育サービスを受けられませんでした。
地域別・年令別待機児童数は、日暮里地域は保育園増設もあり減少、町屋・東西尾久が二桁台になっています。0~2才児の待機児は引き続き深刻です。また町屋地域では、両親フルタイム勤務など指数20で待機児童になっている方が5名で全地域最高となっていますが、要因なども明らかにすべきです(下表中)。
「隠れ待機児童」も含めた対策を基本に対策を
今年度、区は待機児童が減ったことを強調しています。しかし、すでに述べたように認可保育園を希望したが入ることができなかった不承諾者は、その後認証保育園や保育ママで対応しても「認可保育園の待機児童」であることに変わりありません。また諸事情から仕方なく育休延長した方も待機児童にカウントすべきではないでしょうか。
保育利用率も年々高まっています(下表下)。委員会の質疑で区は、今後の保育需要について「引き続き増加する」可能性があるとの考えを示しました。待機児ゼロへの取り組みは、まだまだ続きますし、隠れ待機児童も含めた対策が必要です。

※この当行のキャッチ画面の写真は、都電熊野前のそばから都電とスカイツリーを撮ったもので、少しお気に入りの写真です。