都有地を活用して福祉、防災のまちづくりを…旧南千住浄水場用地等の活用具体化を区に申し入れ

都有地を活用して福祉、防災のまちづくりを…旧南千住浄水場用地等の活用具体化を区に申し入れ

東京都は、工業用水道事業の廃止を正式に決定。荒川区南千住6丁目に旧南千住浄水場用地がありますが、東京都水道局の方針は、第三者等への売却を検討中となっています。こうした事態を受け、12月17日、日本共産党区議団は、荒川区に「都有地を活用して福祉、防災のまちづくりを」求める緊急申し入れを行いました。
荒川区は工業用水用地への協力を含め、三河島水処理センターや東尾久浄化センターなど処理施設を長年受け入れてきました。旧南千住浄水場用地の用途変更では、東京都は地元区の要望を最優先すべきです。工業用水事業の赤字補填などを理由に、民間売却など地元区の意向を二の次にすることは許されません。
公有地の少ない荒川区にとって、2ヘクタールのこの土地は大変貴重な場所です。
増設が求められている障害者の生活実習所や入所施設、区内で住み続けるための特別養護老人ホーム等の建替えや増設、防災対策としての住替え住宅など、荒川区は地元住民の声を聞き、区民の切実な要望に基づいて具体的に提起し、東京都は区の要望に真摯に対応すべきです。
また歴史的な経緯も含め、旧浄水場用地は、荒川区が活用することを東京都に強く、積極的に申し入れ、働きかけるべきです。
また具体的活用が決まっていない都有地は、現在区内にその他6カ所あります。この活用についても合わせて至急検討し具体化することも要望しました。
担当の総務企画部長は、区として活用を検討し、東京都に要求したい回答しました。