介護保険に困った…過半数(「認知症の人と家族の会」アンケート)荒川区でも実態調査と支援強化を

介護保険に困った…過半数(「認知症の人と家族の会」アンケート)荒川区でも実態調査と支援強化を

公益財団法人「認知症の人と家族の会」は昨年「介護保険の困りごとアンケート」を認知症本人や介護中家族、介護経験者など対象に郵送で実施しました。
そこでは回答者の過半数から「介護保険に困っていることがある」と回答。また利用料の負担が重くなるなど経済的な影響があるとの回答も4割に及んでいました。また、認知症の人のくらしは医療介護だけ解決できない課題も多く自由な声が多く寄せられています。
認知症は、決して他人事ではありません。荒川区の場合、要支援、要介護認定者の約8割が軽度も含め認知症を有しています。このアンケート結果からも区として①認知症介護の実態を踏まえた要介護認定基準や判定②早期診断・早期支援の体制強化③経済的支援などが必要だと感じます。そのため区の実態調査と支援策の見直しが必要です。

アンケートから

《サービス負担増・給付見直しの影響…一部抜粋》
☆2割負担になると半分のサービスは利用できなくなる
☆介護保険の枠外の支払いが大きく、ショートスティが特に高いのでもう使ってない…などなど
《日ごろの思いなど…一部抜粋》
◇介護家族は24時間必死なのに…介護保険制度は家族などだれか専従で介護する人がいるという前提でつくられています。家族が手をかけなくても介護できる仕組みを
◇ぜひ『在宅認定者の全国実態調査』を実施して
◇シングル介護の自分の老後も不安…などなど