コロナ禍で暮らしの困難が広がる中、荒川区が介護保険料の値上げ案…共産党区議団は、据置を求めます

コロナ禍で暮らしの困難が広がる中、荒川区が介護保険料の値上げ案…共産党区議団は、据置を求めます

向こう3年間(2021~23年)の65歳以上の介護保険料が提案されました(下表参照)。
提案では、基準保険料=5段階が月額5980円から6480円、月500円、年間6000円の値上げです。介護保険導入から20年間、改定期毎に連続して値上げが続き、制度開始時の基準保険料2,963円から約2・2倍になってしまいました。区民への総負担増が2億8500万円におよびます。
介護保険料が「高すぎる」「これ以上の値上げは耐えられない」という声は、多くの高齢者と家族から聞かれます。
区も、同様の認識(下囲み参照)を持っているようです。しかし、今回の改定にあたって、区は、介護保険準備基金12億円のうち半分の6億円を取り崩して値上げ幅を抑えたしています。介護保険の基金からあと3億円を投入すれば、当面1年間の介護保険料の据え置くことができます。
コロナ禍で高齢者の暮らしの困難が広がり、しかも年金も削減されている中で、少なくとも保険料を据え置く決断が区に求められていると思います。