「荒川区立幼稚園…5園廃止計画」見直しなど求める陳情5件区議会委員会で趣旨採択…10月12日本会議での議決は?

「荒川区立幼稚園…5園廃止計画」見直しなど求める陳情5件区議会委員会で趣旨採択…10月12日本会議での議決は?

町屋幼稚園

廃園計画の見直し求める区民、保護者の声…区と教育委員会は真摯に受け止めるべきです

区立幼稚園廃止計画にかかわる5件の陳情について、9月20日の文教子育て支援委員会で審査され採決が行われました。
日本共産党は5件すべて採択=賛成の意見。自民、新しい党、無所属は趣旨採択。公明は①町屋幼稚園の存続は採択④東日暮里幼稚園の存続は不採択の意見を表明しましたが他3件は意見なしで態度は不明のままでした。


委員会での陳情の採決は、質疑終了後、各委員に意見を求めます。採択、不採択、趣旨採択のいずれかの態度表明を行うことになります。
委員7名中趣旨採択に起立が4名で過半数となりましたので、採択・不採択の起立は行わず、委員会は「趣旨採択」となりました。
委員のいない会派や意見表明のなかった②③⑤の公明党の態度などは、10月12日の本会議でどういった態度表明をするのでしょうか。
本会議での結果も趣旨採択となった時、区教育委員会は、計画通り園児募集しおり(10月)に廃止予定を記載し、申込(11月始め)を行うのでしょうか。
子どもの教育と健やかな成長に責任を持つ教育委員会の対応が注目されます。

区議会文教子育て支援委員会で審査された陳情
①区立町屋幼稚園の存続を求める陳情
②区立幼稚園・こども園の廃園反対、子どもたちの未来を守る区政を希求する陳情
③私立幼稚園の支援を必要とする子への対応に関する陳情
④区立東日暮里幼稚園の存続に関する陳情
⑤荒川区立幼稚園の方向性についての改善と全8園・汐入こども園宣伝の陳情

荒川区立幼稚園・5園廃止計画とは
区立幼稚園8園のうち町屋・尾久・東日暮里・南千住第三の4園と汐入こども園(短中時間)について、2023年度は3才児募集→2024年度は3才児募集なしで残るのは進級した4.5才児のみ→2025年度は5才児のみに→2026年度3月で廃止する案。
またクラス編成基準(7人以下はクラス編成しない)はそのまま。廃止となる幼稚園は申込まないという家庭が増えれば、3年待たずに廃園もあり得ます。クラス編成基準はまず撤回すべきではないでしょうか。