「町屋さくら」廃止のあと、利用者・住民実態調査もしない荒川区政、区内交通不便地域、移動困難者の調査実施を!

「町屋さくら」廃止のあと、利用者・住民実態調査もしない荒川区政、区内交通不便地域、移動困難者の調査実施を!

町屋さくら復活と当面の代替交通は緊急…区内全域の地域公共交通政策策定を

横山区議は、10月3日の決算特別委員会で町屋さくら復活と「代替交通対策」について区の姿勢をただしました。(以下質疑要旨)

区が町屋さくら沿線・日暮里など交通不便地域の存在認める

横山区議 質問… 町屋さくら復活が大前提。区が検討する代替交通は、デマンド型相乗りタクシーだが理由は。
区答弁…区が運行経費を負担しないことが前提。事業者と検討協議中。
横山区議 質問…実証実験すらわからない。タクシー会社は採算性を重視する。区は町屋さくら廃止で利用者の声、どう困っているか聞いたのか。
区答弁…相乗りタクシーのアンケートを実施した。
横山区議 質問…町屋六丁目団地町会からは相乗りタクシーを押し付けるアンケートを拒否した。廃止で区民が何に困っているか…つかんでいるのか。
区答弁…アンケートは実施してない。しかし時折「復活してほしい」という電話もある。
横山区議 質問…町屋さくら復活の声は根強い。区は、区内に交通不便地域はないと答弁したが。
区答弁…基本的には交通困難区域はないと答弁した。
横山区議 質問…他区では、国基準でなく独自基準で交通不便地域を見ているところがある
区答弁…そういう観点だと町屋さくらの沿線、日暮里、尾久の川沿いなどある。

移動の自由は権利です先延ばしは許されない

横山区議 質問…高齢化が進む中、移動手段や交通困難地域の実態調査を実施し地域公共交通政策を持つべき。
区答弁…相乗りタクシーが成功した次の段階でもしかしたら実施も考える。
横山区議 質問…区民置き去りの区の姿勢は大問題であり、その転換を求める。

9月の議会では「町屋さくら廃止」賛成の会派から代替交通の質問が相次ぎました。
区の案は、区内タクシー会社が共同で①町屋さくら路線に停車場所を設ける②スマーフォンなどインターネットで事前予約③指定時間と決められた停車場所で乗車…。電話予約はコスト面で難しいようです。料金は、200~300円など想定。しかし実現どころか、実証実験すらいつになるか見通しすらありません。
コミバス廃止後、時間だけが経過、区民利用者は置き去りの区政は大問題です。
みんなが生き生き暮らすための移動手段にこそ税金を使うべきです。