女子医大東医療センター移転後の新病院運営について区が報告

女子医大東医療センター移転後の新病院運営について区が報告

東京女子医大東医療センターの移転後につくる新病院は、汐入のリバーサイド病院を運営している医療法人・正志会が引き継ぐことになっていますが、今年3月29日に基本的な確認事項として「覚書」を締結しています。
7月29日の健康危機管理特別委員会で、改めて報告を受け、審議を行いました。各委員から様々な意見、要望が出されました。
荒川区・正志会・日医大との三者会議を10月に行われ、議会からの意見もまとめて報告し、意見交換が行われる予定です。
2021年度中には病院整備・運営に関する協定の締結が予定されています。
土地建物の購入費、改修経費等、荒川区の財政負担がどの程度になるかは、今後の検討課題です。
いずれにしても区が多額の資金提供を行うわけで区民要望をしっかり踏まえた新病院にしていくことが求められます。区民の皆さんの声も引き続き届けていきますので、ご意見ご要望をお寄せ下さい。
《委員会での主な意見》
▽災害拠点病院として急性期病棟数の比率を高めること。
▽病院の移転に伴う一定期間の休診で診療継続する患者を新患扱いで検査を一から行うことがないよう、別の病院、新病院に引き継げるようにすること。
▽産婦人科はあるのに分娩は別の病院というのは納得がいかないので分娩機能は必ず残すこと。
…など

☆新病院の基本的方向性
①外来棟と東病棟を残して、あとは宮前公園を拡大。
②外来棟は耐震の関係もあり大規模改修。東病棟は小規模改修。
③土地(女子医大・東電)建物(女子医大)は区が購入し建物を正志会に30年賃貸し(継続は別途協議)運営は正志会が独立採算で行う。
④躯体等の改修費は区が負担。内装造作や医療機器等の経費は正志会が負担
⑤女子医移転後、早期に整備が整った所から段階的に再開(最長6か月を目途に)
⑥24時間365日受入可能な二次救急以上の医療。